
朝、家を出た瞬間に思った。
「今日は3月だよな?」と。
カレンダーは確かに3月10日なのに、
体感は完全に真冬だった。
天気予報では雨、
最高気温8℃、最低気温2℃。
寒いとは思っていたが、まさか通勤時間帯に
吹雪になるとは予想していなかった。
駅へ向かう途中、空から降ってきたのは
雨ではなく大きな牡丹雪。
風も強く、横から叩きつけるように
舞う雪に、あっという間に服は濡れていく。
積もるほどではないが、粒が大きいぶん
濡れ方は容赦がない。
寒いし濡れるし、朝から気分は最悪だった。
それでも不思議なもので、周囲を見れば
同じように通勤している人ばかり。
皆、肩をすくめながら足早に駅へ向かっている。
心の中では「今日は休みたい」と
思っている人もきっと多いはずだ。
しかし現実には、休めない仕事がある日
というのは確実に存在する。
私もまさにそれだった。
今日はどうしても外せない仕事があり、
どんな天候でも行くしかない日。
雪に打たれながら歩きながら、
「こんな日にちゃんと出勤している俺、
ちょっとエライんじゃないか」
と半分冗談のように思ったりもした。
昼休みに窓の外を見たときには、
朝の吹雪が嘘のように雪は止み、
空には晴れ間がのぞいていた。
あの朝の寒さと雪は何だったのか
と思うほどだ。
とはいえ、朝の通勤という小さな戦場を
乗り越えたことだけは確かである。
春目前のはずの3月に、
真冬の洗礼を受けた一日だった。
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